ひとつひとつ
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(横浜税関・クイーン/エントランス)
振り返れば 降りしきる雨の中を
あなたを待ちつづけた あの夜
私の想いが 偽りでないと
体を震わせながら叫んだ あの夜
あなたを想う切ない心は
風の中に立ちつくしていました
落ちる涙を拾うすべもなく 雨に流された愛
今も幻と消えた光を求めて 彷徨い続けています
両手をかざしてみても 指の隙間から零れ落ちる
あなたとの日々・・・
思い出の中にしか生きられない 愛なんていらない
あなたは今 この瞬間も 私の中にいる
どうか 私を思い出にしないで・・・
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小雨交じりの空の下、ひとり横浜の街を歩いていて
ふと横浜税関のエントランスに灯る光を目にした時
過去の切ない思い出がふと蘇ってきてしまいました。

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2023.09.26 Tue 16:16 | godminaさんへ
いつもコメントをありがとうございます。
相手はもう過去の人としても認識していないかもしれない・・・
それを感じるのです。
過去に残したままになっている想いの辿り着くことのない終着点は
きっと、いつまでも見つからないのかもしれません。
取り戻すことのできない過去は誰にでもあるのでしょうね・・・
- #QXRaNfI.
- 海 - umi -
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2023.09.26 Tue 13:37 |
「どうか 私を思い出にしないで・・・」
この最後のフレーズが心に突き刺さりましたね。
相手はもう既に「私」が過去の人として認識されているから
「私」はそれとても辛くて悲しくて・・・
自分の愛はホンモノなのに、それが受け入れられないと
解った心が表現されていて、何だか泣けます。
- #-
- godmina
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